この曲がすごい!「Mela!/緑黄色社会」編
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この曲がすごい!「Mela!/緑黄色社会」編

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2023.1.13

目次







ymsblog07_Mela!

専門学校横浜ミュージックスクールがお送りする日本の素晴らしい楽曲・アーティストを紹介するコーナー!

本日はバンドマンにおすすめ、緑黄色社会さんの「Mela!」という楽曲を紹介します!

緑黄色社会ってどんなアーティスト?

緑黄色社会は

ボーカル&ギターの長屋晴子さん
リードギターの小林壱誓さん
キーボードのpeppeさん
ベースの穴見真吾さん

の4人編成男女混合ポップロックバンド!
略称は「リョクシャカ」!


2013年に、10代限定の音楽フェス「閃光ライオット」にて準グランプリを獲得。

2018年11月7日に3rdミニ・アルバム「溢れた水の行方」でメジャーデビュー。

2020年4月22日に『SINGALONG』のダウンロード・ストリーミング配信が開始。

同作に収録の「Mela!」は、2021年4月10日時点でストリーミング、YouTube、SNSなどの関連コンテンツの総再生回数が1億回を突破している。

出典:Wikipedia


アニメの主題歌等にも起用され、幅広い層の年代に親しまれているバンドでもありますね!

緑黄色社会のここがすごい!

女性ボーカルバンドの歴史を遡ってみると、

いきものがかり

東京事変

レベッカ

などなど、その年代を代表とするアーティストさんがいらっしゃいますが、緑黄色社会はまさに現代を代表とする女性ボーカルバンドですね!

サウンド面では各々のプレイヤーとしての個性も出しつつ、一つの楽曲としてまとめられる完成度の高い演奏技術が、緑黄色社会の持ち味でもありますね!

主な特徴として、ピアノサウンドをフューチャーした楽曲が多いようにも感じられますが、

リズム・グルーヴを強調するギターフレーズ、
ジャズやソウル・R&Bなどの影響を受けたベースライン、16分を基調としたドラムのフレーズなどなど、

テクニカルでありながらも、キャッチーで踊れる楽曲が多いですね!

Mela!のここに注目!

今回の楽曲のイントロはサビ(歌)からスタートします!
ボーカルの長屋さんの力強さと華やかさを存分に活かしたメロディラインですね!


今なんじゃない?

メラメラとたぎれ

出典:「Mela!」/作詞・長野晴子 小林壱誓



上記の箇所で出てくるボーカルラインの16分音符のキレの良さが、この楽曲のノリの良さをリードしていますね!!

コード進行に関しても、セクション毎にみるみる変わっていきます!

サビ → 間奏 → A に戻る…
かと思いきや、全く違うセクションへ!

ピアノと歌だけで流れを持っていってしまうアレンジングなど、メンバー個々のスキルの高さ然り、聴けば聴くほどハマる、そんな楽曲ですね!

また、最初のサビと落ちサビでは「クリシェ」と呼ばれる、半音ずつ音が動いていく手法が使われています!

ジャズ、ソウル、フュージョンなどそういったジャンルからの影響を感じられるコードもたくさん出てきますね!

フックとなる箇所(サビ・Bメロ)に関しては、聴き手の記憶に残るよう、しっかりとリフレインされているところも参考にしたいポイントですね!

目まぐるしく変わっているようで、すごく緻密に構築されている楽曲構成は、コード進行だけで楽曲の世界観が見えてきますね!

そんなところも今回の楽曲の特徴だと思います!

Mela!をうまく演奏するポイント!

文化祭でこの楽曲を演奏したい!と考えている方も多いのではないでしょうか!

実際、各パートの細かいフレーズまでコピーするとなると、楽器初心者の方には難しい箇所が多いかと思います。

バンドアンサンブルで重要なのは、楽曲のノリである「グルーヴ」をしっかり出すこと。
ということで、今回は「リズム」に着目してみましょう!

例えばBメロの部分で出てくる

「うん たたん たん たん たん」

というリズムパターン。

上記のリズムとは違うパートもあるのですが、
ガイドとなるメトロノームを鳴らしながら、
全員で同じリズムパターンを演奏してみましょう!

目標としては、自然にこのリズムを取れる状態、身体に染み込むまで何度も練習しましょう!
しっかりと「音と音のタイミング」が合っているかどうか、録音して客観的に確認するようにしてみましょう!

バンド練習の際、楽器を手にする前にまず、「手拍子だけで5~10分」といったリズムキープの練習をしてみるのも良いと思います!

もちろんボーカルの方も一緒にやることでバンド全体のまとまりが出ますので、ぜひみんなでやってみてください!

さらに楽器のパートの方もボーカルパートを歌ってみることをおすすめです!

ぜひ間奏の部分のコーラスも再現できるよう、練習してみてくださいね!

ボーカルパートの方は「ファルセットとの切り替え」に注目してみましょう!

綺麗な裏声を出せるよう、「裏声だけのトレーニング」をおすすめします!

裏声を鍛えることはピッチを良くすることにも、大変効果のある練習ですので、ぜひ練習してみてください!

「 Mela! / 緑黄色社会 」

いかがでしたでしょうか?
素晴らしいアーティスト・楽曲をこれからも紹介していきたいと思います!
横浜ミュージックスクールの学生もバンドで演奏する授業や個人レッスンなど、自由に授業を選択して沢山の楽曲をコピーしています!

色んなジャンルに触れて、
たくさんの刺激を受け、
みなさんの音楽人生、有意義に楽しんでください!
それではまた次回!


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